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変奇館日常 / 山口瞳

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山口瞳／著
発行：新潮社
1972年初版、四六判
　
自宅で庭木をにらむ日常、京都での入院生活に際した京都考、梅埼春生の通夜の席、母校・麻布中学の学園紛争への意見表明など。

地面に近いところの枝を切ってしまう癖があり、木の先にだけ枝葉が残って蝙蝠傘みたいな庭木に囲まれ過ごす著者。書名の「変奇館」とはその自宅のことで、泉鏡花が住んだ「偏奇館」を真似た呼称。

装丁・挿画／柳原良平

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