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PASSPORT NO328309 / 東野芳明
¥2,100
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東野芳明・著 三彩社 1962年初版、四六判、316ページ 美術評論家による欧米滞在記。深い知識にもとづく美術論に、海外のアート業界の実態ルポを織りまぜ、当時の海外アート界の潮流を知ることができる内容になっています。 造本も美しい1冊。 状態:良い
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昼顔 / ケッセル
¥800
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ケッセル・著 山崎剛太郎・訳 三笠書房 1967年初版、四六判、254ページ 愛する夫と幸せな生活を営みながらも、昼顔という名で娼婦として働く妻を描いた小説。 「わたしが描き出そうと試みたのは、霊と肉との、つまり、限りなく優しい真の愛情と執拗な肉欲との恐るべき隔離なのである。この闘争は、きわめて稀な例外をのぞいて、長い間にわたって愛しつづける男女の誰もが、自分自身の中に所有しているものである。」 日本のドラマ「昼顔」は、本作を原作とした同名のフランス映画をオマージュしたものです。 状態:良好
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人生の特急車の上で一人の老人 / 武者小路実篤
¥1,500
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武者小路実篤・著 皆美社 1969年初版、函、A5判、228ページ 詩を年代別に集めた詩集。人生を死に向って走る特急車にたとえ、生きていくことを素直な言葉で紡いだ詩篇はわかりやすくあくまで前向き。人生を肯定する言葉にあふれた詩集となっています。 「僕は自分の頭に次ぎ次ぎに浮んでくる言葉をなるべく正直にかきたいと思っている。そして本当に自分がかいて置きたいと思う事を書きたいと思う。」 状態:良好
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宇宙のオデッセイ2001 / アーサー・C・クラーク
¥800
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アーサー・C・クラーク / 著 伊藤典夫 / 訳 早川書房 1968年初版、四六判、274ページ 名作SF映画「2001年宇宙の旅」の原作小説。猿から人へ進化、科学技術を極め、人工知能ハルとともに宇宙を漂い、はては大いなる存在と邂逅する壮大な物語。 難解な映画を理解するのに必読の1冊です。 状態:ふつう
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空に小鳥がいなくなった日 / 谷川俊太郎
¥1,500
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谷川俊太郎・著 サンリオ出版 1974年初版、141ページ 過ぎ去った昨日と、まだ来ぬ明日のはざまの今日によみがえる言葉を信じて書きつがれてきた「うつむく青年」につづく新詩集(帯文より)。詩篇を約50本収録。 ※収録作品「からだの中に」 からだの中に 深いさけびがあり 口はそれ故につぐまれる からだの中に 明けることのない夜があり 眼はそれ故にみはられる からだの中に ころがってゆく石があり 足はそれ故に立ちどまる からだの中に 閉じられた回路があり 心はそれ故にひらかれる からだの中に いかなる比喩も語れぬものがあり 言葉はそれ故に記される からだの中に ああからだの中に 私をあなたにむすぶ血と肉があり それ故にこんなにも ひとりひとりだ 装画・挿絵:南桂子 状態:良好
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体当り女性論 / 北原武夫
¥1,000
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北原武夫・著 中央公論社 1959年初版、函、四六判、204ページ 流行作家・北原武夫(宇野千代の旦那さん)が、自らの経験を織り交ぜながら女性への持論を語る。色男には女は分らない / 女はすべて肉体で語る / 僕はなぜ女にあきられたか / 女蕩しの条件について / 女性のよろめきの真因など。 装丁 / 中林洋子(ファッションデザイナー) 状態:ふつう
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続 体当り女性論
¥1,000
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北原武夫・著 中央公論社 1960年初版、函、四六判、212ページ 流行作家・北原武夫(宇野千代の旦那さん)が、自らの経験を織り交ぜながら女性への持論を語る。奇妙な演技者 不幸好きな女 / いつも目下恋愛中の女 / 好色な女と官能的な女 / 女房は女ではない何かだ / はかない幽霊 初恋の女など。 装丁 / 中林洋子(ファッションデザイナー) 状態:ふつう
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ブロンテ姉妹とその世界 / フィリス・ベントリー
¥1,800
ブロンテ姉妹とその世界 フィリス・ベントリー・著 木内信敬・訳 PARCO出版、B5判、140ページ シャーロット(「ジェーンエア」)、エミリー(「嵐が丘」)、アン(「ワイルドフェル・ホールの住人」)、ブロンテ家の小説家3姉妹の生涯を豊富な写真や図版とともに紹介。 シャーロットの強い個性、「嵐が丘」で描かれる凄まじい激情は、どのようにうまれたのか。 姉妹の生活や人間関係を丁寧に辿り、名作が生まれた理由を明らかにした1冊です。 状態:ふつう
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虜人日記 / 小松真一
¥1,000
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虜人日記 小松真一/著 筑摩書房 1975年初版、306p、四六判、函 太平洋戦争・フィリピンの激戦地で転進を重ね、 戦後は捕虜として収容所暮らしを強いられた著者の記録。 戦争を通して著者が見極めた人間の本性とは。 今では貴重な史料として知られる本書ですが、 ノンフィクションとしても読みやすい一冊。 著者が骨壷に隠して祖国に持ち帰った記録(ノート)は、 銀行の金庫に保管され、著者の死後に夫人が私家版を出版。 それが山本七平の手に渡り、月刊現代や野生時代で記事化。 改めて出版された書籍は、毎日出版文化賞を受賞しました。 状態:ふつう
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人生行商記 / 水谷啓二
¥1,800
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人生行商記 水谷啓二/著 白揚社 1957年初版、182p、四六判 「悩み多き現代を生き抜く為の人生縮図」(帯コピー) 市井の一商売人である牧野宗次郎の人生を聞き書きの形で記録。紬の行商人として商売を始め、のちに額縁商として成功するまでの経験を赤裸々に描く。商売の浮き沈みの中で、ノイローゼに悩みながらも、世界に商売を広げていく姿から、前向きに生きる秘訣をとく。 著者は共同通信記者で森田療法という精神医療の普及に尽力した方のようで、本書でも主人公が森田療法と出会う過程が詳しく語られています。 状態:普通
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犯罪的放浪 / 岸田淳平
¥1,200
犯罪的放浪 岸田淳平/著 立風書房 1972年初版、272p、四六判 前作『優良児的青春を殺虫する毒薬に関する狂気の考察』への大きな反響を「怖い」と吐露し、その恐れの源泉になっていると思われる、自らの「汚れた生き様」を告白する半生記。 「この本の中にあるセンチメンタリズムは史上空前の逞しさを持ち、著者の愛飲する球磨焼酎よりも強烈な芳香を放つ。この本の中にちりばめられた詠嘆の涙はほんものと思う。」(井上ひさし) 装幀:真栄田喜克 状態:ふつう
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自殺者の系譜 / 日沼倫太郎
¥1,100
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自殺者の系譜 日沼倫太郎/著 豊島書房 B6判、函 戦後活躍した文芸評論家の遺稿集。「夭折者の肖像」「自殺者の系譜 」は、自死を遂げた夭折者たちの心情を紐解く論考。「宗教と文学」は文学と宗教の関係論。他、深沢七郎論も収録。 状態:ふつう、函にヤケ・スレあり
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火を掘る日日 / 上野英信
¥2,400
著者:上野英信 発行:大和書房 1979年初版 四六判 炭鉱地方の筑豊に身を置き記録文学を残した著者の炭鉱生活30年を記念して編まれた論作集。連載エッセイ「ボタ拾い」を中心に、記録文学「どきゅめんと筑豊」から数編、南米移民ルポ「われら棄国の民」などを収録しています。 どん底の生活の真情、その苦しみと人々の強さを記録に残すことで民衆を解放しようとした作家の記録。 「なぜそんなに炭鉱に執着するのか、問われても答えようはない。地底にたちこめる暗黒を砦として生きたかっただけの話である。闇こそ砦、闇こそ砦、私はばかの一つ覚えのようにそう詠いつづけてきた。これからもやはりそうであろう」(あとがき) 状態:ふつう
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なんでもあり / 式貴士
¥1,900
なんでもあり 式貴士/著 CBS・ソニー出版 1982年初版、256p、四六判 異色のSF作家による短編集。官能小説家(筆名:蘭光生)としても高名なようで、本書の収録作品もエロ描写が多め。 表題作「なんでもあり」は、宇宙人と一心同体の夫婦となった主人公が、なんでもありな能力を得て人々に復讐を果たしていく物語。 その他、「壁抜けコック」「翔んだカップル」「夢精子」「夢で逢いましょう」「名器」「変身綺談」「視線」「秘航物体X」「マスターキー」「ザ・カントマン」を収録。 カバービジュアルはタイガー立石。また、表紙・見返し・扉・裏見返し・裏表紙にはデジタル漫画「狂ったダックスフント」も掲載しています。 状態:良好
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知識人は信頼できるか / 三好十郎
¥1,000
著者: 三好十郎 発行:東京白川書院 1975年 6月初版、四六判、232p 著者は「浮漂」「冒した者」「斬られの仙太」などの戯曲を残した劇作家。 戦後の思想転向を機に、進歩的知識人らへ鋭い批判の筆を向けたことでも知られ、本書でも小林秀雄を「何を言っているのかわからないが人をその気にさせる天才のお筆先」と断じています。 【目次】 小林秀雄における詭弁の構造/何が知識人であることの証明なのか/愛の感情と想像力を恢復せよ/誰のために抵抗しながら生きるのか/愚者の知恵と気狂い賢者への忠告
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絵本千夜一夜物語 / 寺山修司
¥4,800
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著者:寺山修司 装幀・挿絵:宇野亜喜良 発行:天声出版 1968年初版 四六判 寺山版「千夜一夜物語」。原版と同じく、千夜に渡って語られる物語集。 毎夜処女の純潔を奪う顔役、娘の純潔を守るため物語を語り続ける怪力レスラー、善良な犬殺し、せむし男、殺人プロレス団体など、新宿に棲みつく怪しげな人物たちのエロティック悲喜劇、寓話、あるいはただの冗談。
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ルバーイヤート / ウマル・ハイヤーム
¥2,000
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ルバーイヤート ウマル・ハイヤーム/著 エドワード・フィッツジェラルド/英訳 沙卡布拉揚/台湾語訳 1996年発行、292p、B5判、函 台湾で出版されたウマル・ハイヤームの四行詩集。ハイヤームは11世紀ペルシアの学者・詩人で、儚さをはらんだ作風により広く世界に名を知られています。 本書は、ハイヤームによる原典とイギリスの詩人フィツジェラルドによる英訳、沙卡布拉揚による台湾語訳を併記。沙卡布拉揚さんは日本で長く学ばれた台湾文学者のようで、日本の関連書を数多く参考図書としてひきながら本書を自費出版されたようです。 エッチング風のイラストレーションとグラフィックが全編を通して施された美しい1冊。 300冊限定出版のうちのエディション290(写真5参照) 状態:良い、箱に経年の傷みあり
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やつさもつさ / 獅子文六
¥1,000
やつさもつさ 獅子文六/著 新潮社 1953年2刷、152p、四六判 「やっさもっさ」とは、大騒ぎ・もめごとの意。本作は戦後の横浜が舞台。主人公・志村亮子とその夫、進駐軍人の混血児たちの養護施設を経営する未亡人をとりまく人々が巻き起こす騒動を描く。進駐軍もいて戦争時代が色濃く残る中で、混乱から立ち直りつつある社会を鋭く切りとった小説です。 「離婚一歩前。三十を過ぎて美しく輝き出したヒロイン亮子が、腐り切った夫を紙屑みたいに踏みつけて颯爽と乗り出す華やかな港横浜の国際社会…。黒白黄の各国人入り乱れて「やつさもつさ」とうず巻く中に鋭い風刺の針を一本突き刺して哄笑爆発」(帯文より) 装画:小穴隆一 状態:ふつう
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あらゆる犯罪は革命的である / 平岡正明
¥1,600
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著者: 平岡正明 発行:現代評論社 1973年 2刷 四六判 犯罪を未然に防ぐ体系が国家であり、その意味で、あらゆる犯罪は体制をうち破る革命ともいえる。具体的な事件を引き、犯罪を紐解く末に見えてきた革命論。 ある種の逸脱行為が局面打開に繋がっていく。閉じた社会に追いやられた若者たちの心を、刺激的に揺さぶったデリケートな著作。 装丁・挿画は、絵本作家の片山健。 状態:ふつう
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空のライバル物語 / 佐貫亦男
¥1,500
空のライバル物語 - 死に絶える者と生き残る者 -(航空情報別冊) 佐貫亦男/著 1971年初版、A5判、200p 酣燈社 航空史の同時期を生きたライバルたちの肖像を紹介、その生き方を対比しながら論じる。 「これらライバル同志を対比して論じてゆくと、単に一人を考察するよりもはるかに多くのものが得られることを知った。これはシステム工学的にも意味あることで、二個の自動サブシステムを平行して使うとき(平行余剰)、もしその出力に差があるときは両者ともアウトにして、操縦者が手動で操縦する。この確率は一個のサブシステムの故障確率に等しいから、意味がないように見えるが、実はちがう。そのわけは、一個だけだったら故障が発生したかどうかがわからないからである。すなわち、ライバル物語は平行余剰的歴史である。」 目次 ライト兄弟とカーチス/ラタムとブレリオ/ギンヌメールとフォンク/リヒトホーヘンとウーデット/メルモーズとリンドバーグ/ミッチェルとドゥーリトル/マルセイユとハルトマン/ギブソンとバーダー 状態:ふつう、経年の傷みあり
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【サイン本】青いりぼんの城 / 桂由美
¥3,000
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桂由美/著 けいせい出版 1978年初版、四六判、312p 著者署名入 著者自身の体験も踏まえて書かれたファッション小説。 『此の物語は、二人のファッションデザイナーの対照的な生き方、古い生き方と新しい生き方を書いたものです』 『ブライダル界の第一人者桂由美先生が執筆されたファッション界での女の葛藤。デザイナーをめざす若い人のバイブルともいうべき、甘くきびしい物語です』(岩下志麻) 状態:良い
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明治会見記 / 樋口配天
¥1,800
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樋口配天/著 1960年初版、B6判、200p、贈呈印 理論社 明治〜昭和期の大衆紙「二六新報」への寄稿のため文化人たちを訪ね歩いた回想記。 インタビュー登場者 板垣退助、浜尾新、山川健次郎、森鷗外、幸田露伴、高村光雲、三宅雪嶺、戸川残花、伊東忠太、島田三郎、島崎藤村、徳田秋声、藤岡作太郎、丸山晩霞、井上哲次郎、福来友吉、丘浅次郎、三島中州、スエン・ヘデン、長瀬鳳輔、青山胤通、加藤吐堂、宮田修、新海竹太郎、川端玉章、和田垣謙三、芳賀矢一、小西信八、中島信虎、大瀬甚太郎、中島徳蔵、尾上紫舟、姉崎正治、堀川光山 『今これを回想すれば、すでに半世紀の昔、その人びとの声咳を思い出せば、耳底に残るがごとく、風貌は、なお眼底に浮かび出るようである。それらの人物の努力は、いずれも明治文化を築いた基礎であった。』
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世紀末レッスン / すが秀実
¥1,800
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著者:すが秀実 発行:パロル舎 1987年初版 四六判 文芸評論家・すが秀実のコラム集。 現代思想を代表する評論家による、読みやすくユーモアあふれる時事批評。 「本書はいかにも矛盾だらけだと思う。論理的一貫性の不備など、たちまち露顕してしまうに違いない。しかし、できればもっといいかげんな書物でありたかったと願うのは、著者の傲慢である。私は謙虚さというのが、ある時は美徳であることを疑わないし常々そうあろうと努力しているが、しかし、いつも素敵な傲慢さにも憧れている」
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もうひとつの青春
¥1,000
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発行:ペップ出版 1974年初版 遠藤周作、吉行淳之介、阿川弘之、三浦朱門、安岡章太郎、近藤啓太郎、小島信夫、島尾敏雄、谷川俊太郎、開高健、菊村到が終戦時の回想を寄せる。 「戦争に台無しにされた青春時代。いのちあって帰り、敗戦社会に立った彼らが、かき消された青春に何を思い、その後の「おつりの人生」をどのように過ごしたのか」。 装丁は和田誠。