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PASSPORT NO328309 / 東野芳明
¥2,100
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東野芳明・著 三彩社 1962年初版、四六判、316ページ 美術評論家による欧米滞在記。深い知識にもとづく美術論に、海外のアート業界の実態ルポを織りまぜ、当時の海外アート界の潮流を知ることができる内容になっています。 造本も美しい1冊。 状態:良い
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唾と大地と水餃子 / 難波淳
¥1,200
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難波淳 / 著・写真 主婦の友社 1986年初版、四六判、256ページ 中国に魅せられた若者の留学記。外国人に多くの行動制限が課されていた時代(外国人が許可なく中国人の家に泊まってはいけない、多くの立ち入り制限地域があるなど)に、住民たちと積極的に交わり、立ち入り禁止地域には中国人を装って立ち入ったりと、とにかく若さと熱情に溢れる著者。当時の中国の人や風景が生き生きと描かれます。 「勝手な思い込みを抱えたままやってきた中国。しかし、実際に住んでみる中国は、清も濁も無尽蔵にのみ込んでいる。この国も、もろくてずるくて冷淡で、それでいて力強くて純粋で暖かい人間たちが住んでいる国なんだということが、ようやく少しずつわかりかけてきた。」 状態:ふつう
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さらば日本の炭鉱 ドイツ・カナダの日本人炭鉱マン / 栗原達男
¥1,800
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栗原達男 / 写真・文 平凡社 1987年初版、四六判、208ページ 海外の炭鉱で働く日本人労働者たちを現地取材したドキュメンタリー。海外でも日本と同じく斜陽産業となりつつあった炭鉱労働だが、そこには日本とは少し違った生活があった。 「確かに炭鉱に未来を求めるのは現在無理としても、信ずる道を歩んだ人たちの表情の何と生き生きと輝き、魅力的であったことか。」 状態:良好、最終ページに宛名書き・メッセージ・著者署名あり
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パリ ボナパルト街 / 海老坂武
¥900
海老坂武・著 晶文社 1975年初版、四六判、240ページ 著者はフランス文学者。カフェの利用法などの日常生活から、デモ参加、サルトルへのインタビューの様子など、フランス滞在時の日記を収録。 状態:ふつう、奥付に書き込みあり
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森山大道的台灣街拍 / 森山大道
¥1,500
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森山大道/写真 仲本剛/文 大藝出版(台湾) 2016年2刷、A5変、164p 2015年に台湾で出版された写真集。各都市を巡り撮り下ろされたスナップを収録。湿り気が強く、どこか猥雑な台湾の街や人々の瞬間を捉えた作品集。 ○目次 序 究竟他看到了什麼? 第一日 高雄 第二日 高雄 台南 台中 第三日 台中 基隆 第四日 基隆 台北 第五日 台北 歸國之後 記憶之旅 後記 與森山大道的台灣街拍旅行 状態:良好
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霧の国太陽の国 / 水田洋
¥1,000
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霧の国太陽の国 水田洋/著 河出書房新社 1963年初版、四六判、284p 著者は社会思想史研究の代表的人物による1962年のヨーロッパ旅行を中心とした紀行本。各国でその国の思想家・思想史を辿りながら思索をすすめていく旅。著名な哲学者、ルカーチ・ジェルジュとの会見なども。決して小難しい内容でなく、当時のヨーロッパの社会状況や空気感も味わえる一冊になっています。 「ぼくにはチェコ語はわからないし、まして、よっぱらいの話し相手にはなれない。しかし中年だからドイツ語はわかるのではないかと、そのときぼくの頭のなかをかすめたこの国の歴史が暗示した。そこで「ドイツ語ではなしてくれませんか」といってみた。たしかにかれは、ぼくのことばがわかったのである。さっと顔つきが緊張した。怒りの表情である。彼は「ドイツ人はわるいやつだ」と、ぼくにむかって両手をさしだした。ぼくはその手に、あきらかな拷問の跡をみた。戦後すでに十五年である。」 装丁:原弘 状態:ふつう。経年感はありますが折れや破れはありません。
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森村桂パリへ行く/ 森村桂
¥1,200
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森村桂パリへ行く(森村桂文庫) 森村桂/著 講談社 1971年初版、文庫判、286p 『天国にいちばん近い島』で知られる森村桂のフランスひとり旅。 現地の人々の懐にどんどん入っていこうとする、 著者の無邪気な好奇心がかわいい滞在記。 挟み込まれていたしおり(写真)も、かわいいです。 状態:ふつう
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【サイン本】地上最後の猛獣狩 どくとるハンター冒険記 / 重村亨
¥1,500
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地上最後の猛獣狩 どくとるハンター冒険記 重村亨/著 スポーツニッポン新聞社出版局 1976年初版、280p、四六判 研究者でありハンターでもある著者のアフリカ紀行記。人を襲うライオンやアフリカゾウの退治を依頼され、その対決の様子を描きます。未知のサバンナでは、思わぬドラマが次々と起こり、まさに冒険記といった内容となっています。 「私の研究の結論は狂った動物は人間がつくりだすということになった」 状態:著者献呈署名
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ブラジルぶらぶら記 / 御荘金吾
¥900
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ブラジルぶらぶら記 御荘金吾/著 松澤書店 1958年初版、260p、四六判 脚本家、放送作家として活躍し、ブラジル紀行家としても知られた著者が、携帯用録音機「通称・デンスケ」をかついでブラジル全土を駆け回り、日本人移民の姿をレポート。苦労の中でも明るく前向きに生きる移民の姿を伝える快活なルポタージュです。 状態:ふつう、表紙カバー少し破れあり
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サンチャゴふらふら / 田中小実昌
¥1,500
サンチャゴふらふら 田中小実昌/著 トラベルジャーナル 1992年初版、264p、A5判 チリのサンチャゴ(サンティアゴ)を訪れた著者。あてもなくバスに乗り込んで終点まで行って折り返し、夜になると日本人が集まる飲み屋に繰り出す。文字通りふらふらするだけの滞在記。 「クルマは川っぷちをはしりだした。川の名前はわからない。この川の名前が自由に、あるいは楽しみをもってぼくの口からでるころには、この川の意味するものはちがってくるだろう。しかし、意味は違ってきても、川そのもの、川の存在はかわらない、と言えるかどうか…、それもわからない。だいいち、川そのものなんてものがあるのかどうか。」 「ぼくみたいにわからないからこそ書く男は、ひとにつたえるにしても、わかってないことをつたえるだけで、ひとのためでなく、自分のためにもなるかどうか知らないが、ぶつぶつつぶやいている。」 状態:良い
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く / フレヤ・スターク
¥800
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く フレヤ・スターク / 著、勝藤猛 / 訳 社会思想社(現代教養文庫) 1982初版、384p、文庫判 著者はイギリスの女性探検家、旅行作家。イスラム教異端派の一派・暗殺教団が築いた砦をはじめ、当時まだほとんど知られていなかったイランを訪ね歩く。好奇心だけに支えられたその旅は、当時の辺境の様子や人々の姿を、よく伝える記録となっています。 「物事をするのに単にそれがしたいからするというのはすばらしい理由であると、私は心の底から信じている」 状態:ふつう
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アンデスの眼 南米十ヵ国自動車踏査の記録 / 篁 暢児
¥900
アンデスの眼 南米十ヵ国自動車踏査の記録 篁 暢児/著 講談社 1959年初版、198p、四六判 高村暢児として知られる著者が新聞記者時代に行った南米調査ルポタージュ。日本移民五十年祭への参加を最終目的に、南米諸国を国産車で旅しながら、開拓邦人の慰問激励や消息不明の移民者の探索を8ヵ月にわたって行った記録。1950年代当時の南米諸国の生活の様子や、現地の人々との出会いが軽快に描かれる。 この旅を通して、消息不明の移民1000人中200人もの移民を探しだせたとのこと。それらの同胞との邂逅の様子も読みどころ。 状態:ふつう。表紙上部に少し破れあり
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パリの舗道で / 村上肥出夫
¥1,200
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パリの舗道で 村上肥出夫/著 彌生書房 1976年初版、82p、A5判、函 村上肥出夫は、銀座の路上で絵を売っていたところを彫刻家の本郷新に見いだされ、一躍画壇の寵児となった画家。本書は著者が制作のため滞在したパリで書いた手記で、母への手紙のような形でパリでの生活や制作について綴られています。後年、というか元々なのかも知れませんが、著者は精神疾患を患っていて、本書からもその繊細な心持ちが伺えます。 スケッチも多数掲載。 「お母さん。僕はもう四十歳になりました。子供のような大人、大人のような子供。と言うよりは大人にもなれない子供でもない人間、と言った方が正しいかも知れません。あなたから見たら、一つの憧れ、一つだけの夢にすがりついている僕なんかちっぽけなものに見えるでしょうね。パリは、この四月から五月にかけてが一年中でいちばん明るく美しい季節です。もうすぐマロニエの白い花が咲きます。」 状態:良い、函ヤケ
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空旅・船旅・汽車の旅 / 阿川弘之
¥1,000
阿川弘之/著 1960年初版、四六判、222p 中央公論社 飛行機・船・鉄道でゆく国内外の旅を綴ったエッセイ集。 淡々としながらもくすっと笑わせるセンスで、スイスイ読ませる。 当時の乗り物や旅事情も垣間見れて興味深い。 「わが国の道路のすさまじさについては、巷間いろいろな冗談がいわれている。曰く、陸の玄界灘、洗濯板道、ソロバン道路、ロデオ・ロード、ケ・セラ・セラ・ロード(もうどうでも勝手になりやがれという意味)、泣く子も黙る道、銀杏返し(胃と腸がひっくりかえるという意味)等々。さらに曰く、廃ウェイ、酷道(国道)、険道(県道)、死道(市道)、懲道(町道)、損道(村道)-」 ■目次 一級国道を往く 機関士三代 スチュワーデスの話 おっせかいの戒め ホノルルまで アメリカ大陸を自動車で横断する ゴア紀行 状態:経年の痛みあり、裏表紙破れ、書き込みあり
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ふおと・るぽるたーじゅ・メルヘンの旅 / 礒貝浩 ぐる-ぷ・ぱあめ
¥1,000
礒貝浩/編 ぐる-ぷ・ぱあめ/制作 朝日新聞社 1971年初版、B5判、160p、函 著者は編集者(故人)として名を残す。「単細胞的現代探検論」を唱えた。 本書はノースケジュール・現地主義で、気ままにぶらぶら旅したフォトルポタージュ。 【目次】 北極圏ぶらぶら-氷厚くトナカイは死ぬ ドナウ川ぶらぶら-ドナウはワルツのリズムで流れているのか? イラン砂漠ぶらぶら-砂漠を歩いてみませんか ヒマラヤぶらぶら-あなたもサーブになれる
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寺内大吉・旅行商売潜行記 / 寺内大吉
¥1,200
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寺内大吉/著 日本交通公社 1970年初版、四六判、314p 雑誌「旅」連載の商売・文化現場ルポ。記念写真屋、駅弁屋、人力車夫、観光ホテル、山伏など、旅に関わる商売や文化を、実際に現場に赴き、その現状や歴史を考察する。 挿絵/おおば比呂司 寺内大吉(てらうちだいきち):1921年生~2008年没。作家、僧侶。「はぐれ念仏」で直木賞受賞。なまぐさ坊主作家と称される。
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【サイン本】地球はまあるい / おおば比呂司
¥3,500
著者: おおば比呂司 発行:東京堂出版 1974年初版 A5判、函 著者署名入り 世界中の人や風景、食文化などを、温かみのあるスケッチと文章で記したイラスト紀行 著者は温かみのある画風で人気を博した漫画家、画家。 「コロンブスではないが、地球はまあるく、ジェット機は太陽を追いまた太陽から遠ざかる。羽田で星をみてアンカレッジで太陽を迎え、北極の上で星をみてアムスでまた、こんにちは、おテントウさんである」
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味のある旅 / おおば比呂司
¥1,200
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おおば比呂司/著 発行:東京堂出版 1973年初版、A5判176p 函 有名店から旅館の朝食やゴルフ場の昼食まで、各地のうまいものを記録したイラスト食味メモ。 稚内の「丸定の幕の内」からはじまり、那覇「花ずみの沖縄料理」まで、日本縦断の食の旅。イラストはラフながらしっかり食材の特徴を捉え、美味しそう。
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物語ソウル / 中上健次 荒木経惟
¥1,800
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著者: 中上健次 荒木経惟 PARCO出版 1984年初版、A5判 214p 中上健次の小説と荒木経惟の撮影紀行を同時進行的に収録。ソウルの路地に生きる女と義賊の物語に、人々の飾らない姿を切り取った写真が挿し込まれる。一方からは小説、もう一方からは写真集を読む両表紙的な造本。
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兼高かおる アフリカの旅 / 兼高かおる
¥2,200
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著者: 兼高かおる 発行:講談社 1967年 初版 紀行テレビ番組の金字塔「兼高かおる世界の旅」のホストによるアフリカ紀行。 1959年から30年間放映された長寿番組のナレーター兼ディレクター兼プロデューサーとして訪れた中央アフリカ、チャド、カメルーン、マリ、モロッコ、エチオピア、ザンジバル、マダカスカルをルポ。
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裸の大将 ヨーロッパを行く / 山下清
¥1,800
著者: 山下清 発行:ノーベル書房 1981年 初版、A5変形、242p 昭和36年、ヨーロッパを旅した山下清の旅行記。ならではの視点で綴られた欧米の姿と素描を掲載。 「ほんとうのことをいうと、ぼくはいまでも、自分のいきたいところへぶらりとでかけるのは、そんなに悪いことでないような気がするのですが、世の中には放浪ということは悪いことだというきめがあって、ことに外国では、日本よりもずっと悪いことにしてあるという話なので、外国へいくのが二度もだめになり、がっかりしてしまった。」 「絵をかくためと、めずらしいところを見物するのが目的です。そのほかになん百万人のなかには、立小便をしたり、裸になったりする人間もいるかも知れないから、そんなのをみられたら面白いと思います。一番みたいのは、ヨーロッパのルンペンです。」
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運河の色も七色八色 / おおば比呂司
¥800
著者: おおば比呂司 発行:旺文社 1985年初版、文庫判 192p オランダ移住時に記されたエッセイやスケッチを収録した1冊。国柄や時事をつらつらと、スケッチやイラストレーションとともに記す。巻頭16ページはカラーイラスト集。 石ノ森章太郎が「最も絵の上手いイラストレーター」と称した著者。 同世代のやなせたかし曰く、 「手塚君が死に、おおば比呂司が死に、長新太が死に、永島慎二が死に、みんな死んじゃったんです。絵本の会は自然解散みたいになって…で、一番年長のぼくは生き残ってるんです。ぼくはあの中で一番年長なんだ。幸か不幸か生き残って。まぁ生き残ってよかったって生きてます」
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さらば文明人 ニューギニア食人種紀行 / 西丸震哉
¥700
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西丸震哉/著 講談社 1969年初版、四六判、246p 食人種を求め、パプアニューギニアを訪れた記録。 『相手の心を傷つけることは、文明国では罪にもならない場合が多いことは、だれでも否定しないだろう。しかし原始社会では、そんなことをしたらたちまち死でむくいられる。どっちが道義的なやり方だろう。どっちが野蛮だろう』 西丸震哉(にしまる しんや):1923年生~2012年没。食生態学者、エッセイスト、探検家、登山家。
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ふうらい坊留学記 / 安川実
¥1,300
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著者:安川実 発行:光文社 1960年11月、初版、新書判194p 戦後間も間もなく単身渡米した18歳の日本人のアメリカ生活記。差別や孤独に打ちひしがれながら、食いつないでいくために、子守、歌手、綿摘み、墓掘り、死体運搬などをしながら辺境を放浪する。 本書は大ベストセラーとなり、著者はミッキー安川という芸名で芸能界入り、一躍人気者に。 「ミッキーは、戦後が生んだ新しい日本人だ。彼はあまり類例のない新しいボヘミアンである。彼のふうらい坊留学記は底抜けに面白い。しかしミッキー本人のほうが、なおはるかに面白い」(石原慎太郎)