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坂本繁二郎画談 / 二宮冬鳥・杉森麟
¥2,000
二宮冬鳥・監修 杉森麟・編著 第一書房 1962年初版、四六判、函、266ページ 地元・福岡で定期的に開催されていたごく内輪の講評会での発言をまとめた1冊。短めの言説がずらっと並んだ発言集のような構成。「写実について」「新しさということ」「調子について」「自然について」「画面の問題」「批評について」「展覧会について」「空について」「真実ということ」「ゴッホ」「青木繁」「作家短評」など、絵画技法にとどまらず、芸術論、画壇の話まで、幅広く語りつくす。 状態:ふつう、函あり
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未完への脱走 / 横尾忠則
¥1,500
横尾忠則・著 講談社、四六判、347ページ マスコミの寵児の座を自ら捨て去った著者が、1年間各誌に寄稿した文章を収録したエッセイ集。 「私は所詮デザインも情報社会が生んだ擬似イベントだと考える。その擬似イベントを製造するために、私自身の肉体が擬似イベントのオブジェになる必要があった。こんなデザインを私は愛し、また憎む。」 状態:ふつう
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森山大道的台灣街拍 / 森山大道
¥1,500
SOLD OUT
森山大道/写真 仲本剛/文 大藝出版(台湾) 2016年2刷、A5変、164p 2015年に台湾で出版された写真集。各都市を巡り撮り下ろされたスナップを収録。湿り気が強く、どこか猥雑な台湾の街や人々の瞬間を捉えた作品集。 ○目次 序 究竟他看到了什麼? 第一日 高雄 第二日 高雄 台南 台中 第三日 台中 基隆 第四日 基隆 台北 第五日 台北 歸國之後 記憶之旅 後記 與森山大道的台灣街拍旅行 状態:良好
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瞽女 / 橋本照嵩
¥3,500
SOLD OUT
瞽女 橋本照嵩/撮影 アロン書房 1988年初版、240p、B5変形判 三味線や唄を門付してまわる、盲目の女性芸能者・瞽女(ごぜ)の写真集。 1969年から1973年まで、新潟県の高田と長岡の瞽女の旅を追う。 「これは相当なもんじゃない。門付していく瞽女の姿も、それをむかえる農家の人の生活もよく出ていますよ。たいへんなものだね。」(木村伊兵衛) 状態:ふつう
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カラーABC(保育社カラーブックス)
¥1,200
SOLD OUT
カラーABC(保育社カラーブックス) 稲村耕雄/著 保育社 1966年初版、文庫判、160p 副題「暮らしのための色彩案内」。色彩学的な話はそこそこに、住まいにおける色や光の使用事例や、日常生活における色使いの提案が主な話題となっています。 「むずかしい術語や、ややこしい測定には縁のない若い画家やデザイナーたちと色の話をしているうちに結晶したカラーブックスなのです」 状態:ふつう
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スタイル画の世界 / 長沢節 穂積和夫 河原淳
¥1,800
SOLD OUT
スタイル画の世界 長沢節/監修、穂積和夫・河原淳/共編 ダヴィット社 1973年5刷、328p、四六判 スタイル画について、それぞれの画家論、日々の生活など、監修・編者の3人がスタイル画家としてのすべてを語りつくした1冊。長沢節をはじめ、長沢節が創設し、2017年に閉校する美術学校セツ・モードセミナー出身者たちのスタイル画も多数収録しています。 「なんとも奇妙な、しかし日本で初めての本ができあがった。『スタイル画の世界』という題は、大して変でもないが、内容はいたってユニークであると、私たちは自負する。たとえば、長沢節が書いたスタイル画の生活の項には、用便のしかたとか、料理の作りかた・食べかたとか、暖房のとりかたなどが記されている。こういうことを述べたスタイル画の本が、これまで日本にあっただろうか?おそらく世界にも類例は少ないにちがいない。」 状態:ふつう
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中國剪紙藝術 / 剪紙愛好會
¥1,800
SOLD OUT
中國剪紙藝術 剪紙愛好會/編 喜美出版社 1980年初版、174p、195×270mm 上製 台湾で出版された剪紙の図案集。剪紙とは、中国の伝統芸術である切り絵。花や動物、人物、風景などの図案が多数収録されています。 カラフルな色あいで印刷された図案の数々を、眺めているだけでも楽しい1冊。 状態:ふつう、少しページ破れ(2ページ)、奥付に書き込みあり
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パリの舗道で / 村上肥出夫
¥1,200
SOLD OUT
パリの舗道で 村上肥出夫/著 彌生書房 1976年初版、82p、A5判、函 村上肥出夫は、銀座の路上で絵を売っていたところを彫刻家の本郷新に見いだされ、一躍画壇の寵児となった画家。本書は著者が制作のため滞在したパリで書いた手記で、母への手紙のような形でパリでの生活や制作について綴られています。後年、というか元々なのかも知れませんが、著者は精神疾患を患っていて、本書からもその繊細な心持ちが伺えます。 スケッチも多数掲載。 「お母さん。僕はもう四十歳になりました。子供のような大人、大人のような子供。と言うよりは大人にもなれない子供でもない人間、と言った方が正しいかも知れません。あなたから見たら、一つの憧れ、一つだけの夢にすがりついている僕なんかちっぽけなものに見えるでしょうね。パリは、この四月から五月にかけてが一年中でいちばん明るく美しい季節です。もうすぐマロニエの白い花が咲きます。」 状態:良い、函ヤケ
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アラキンZ / 荒木経惟
¥4,400
SOLD OUT
アラキンZ 荒木経惟/著 1981年初版、AB判、261p ミリオン出版 荒木経惟緊縛写真集。 「オレにはオレの武器がある。縄とカメラ、アラキンZ」 状態:ふつう
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TOKYO ELEVEN PARADISE 東京 建築・都市伝説
¥3,200
SOLD OUT
発行:TOTO出版 1991年初版 東京の11の建築を紹介するポップアップピクチャーブック。いわゆる仕掛け本です。 一丁倫敦、鹿鳴館、凌雲閣、帝国劇場、東京駅、帝国ホテル、同潤会アパートメント、東京タワー、国立代々木競技場、超高層ビル群、パレットタウン大観覧車を建築当時の夢を伝える記事とともに収録。各建築物の概要を解説したマニュアル同封。 ブックデザインは生意気、イラストは伊藤桂司/UFG。 「東京建築展」開催記念出版。
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今村昌平のええじゃないかエッセイ / 今村昌平
¥900
著者: 今村昌平 発行:アシーネ 1981年 初版、四六判 292p 今村監督が映画「ええじゃないか」を撮るに至ったエピソードとシナリオ、エッセイ群「わが映画人生」収録。 「もうとっくに若くはないので、残りのエネルギーかき集め、火の粉のように降りかかる借金打ちはらいながらまた借金して映画を創り、創りつつ役者というものを見るに、久し振りのこととてそのありよう面白く、可愛らしく思える。役の皮を透かして役者の人間そのものが見え、ドキュメンタリーを撮っているような気になる。劇映画撮りながら、今までそんな気持ちになったことがなく、此方の幅が広がったのか。借金でバテているのかと考えると、どうも後者である。ギョッと恐怖つき上げ、かくてはならじと己れを狂気の世界に陥すべく、若い女優と正気失う程大酒食らってみるが、しゃべる言葉は何やら校長先生風で、狂気にもスキャンダルにもならない。」(あとがきより) 桃井かおり、泉谷しげるら出演陣のグラビアの艶っぽさも見所。装画は沢田重隆。 ※裏表紙見返しに書き込みあり。 「底冷えする控え室にも 桃一枝 春が来る」 そんな風にしっとり詠まれると消すに消せず・・・、でも鉛筆書きなので消せます。
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写真 アンリ・カルティエ=ブレッソン作品集
¥3,000
著者:アンリ・カルティエ=ブレッソン 発行:朝日新聞社 1964年初版 天地220×左右190mm 人間の日々の営みの決定的瞬間を捉えた作品で知られるアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品集。代表的作品を多数掲載。 「わたしにとって写真とは数十分の一秒という瞬間に、一方である事実のもつ意味を、そして他方でわれわれの目に映ったこの事実の形の厳密な構成を、同時に認識することである」 木村伊兵衛による写真論「カルティエ=ブレッソンの人柄」も収録。
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物語ソウル / 中上健次 荒木経惟
¥1,800
SOLD OUT
著者: 中上健次 荒木経惟 PARCO出版 1984年初版、A5判 214p 中上健次の小説と荒木経惟の撮影紀行を同時進行的に収録。ソウルの路地に生きる女と義賊の物語に、人々の飾らない姿を切り取った写真が挿し込まれる。一方からは小説、もう一方からは写真集を読む両表紙的な造本。
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宇宙からのメッセージ(劇場版パンフレット)
¥400
宇宙からのメッセージ(劇場版パンフレット) 「世界中の多くの人が持ってる、現実のなかでの行きづまりの感覚。その感覚が充満した状況をどう切りひらくか、また切りひらけないまでも、ロマネスクの世界に夢を求めるわれわれの願望をどう表現するか、「宇宙からのメッセージ」の成否はこの一点にかかっている。」(深作欣二/監督) 「日本映画史上、最高の特撮費をかけて描かれるその場面の一つ一つこそ、この「宇宙からのメッセージ」の、最大の見せ場である。と、ボクは思っている」(石森章太郎/原案・キャラクターデザイン) 状態:良い
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裸の大将 ヨーロッパを行く / 山下清
¥1,800
著者: 山下清 発行:ノーベル書房 1981年 初版、A5変形、242p 昭和36年、ヨーロッパを旅した山下清の旅行記。ならではの視点で綴られた欧米の姿と素描を掲載。 「ほんとうのことをいうと、ぼくはいまでも、自分のいきたいところへぶらりとでかけるのは、そんなに悪いことでないような気がするのですが、世の中には放浪ということは悪いことだというきめがあって、ことに外国では、日本よりもずっと悪いことにしてあるという話なので、外国へいくのが二度もだめになり、がっかりしてしまった。」 「絵をかくためと、めずらしいところを見物するのが目的です。そのほかになん百万人のなかには、立小便をしたり、裸になったりする人間もいるかも知れないから、そんなのをみられたら面白いと思います。一番みたいのは、ヨーロッパのルンペンです。」
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PABLO PICASSO EXHIBITION - JAPAN 1964
¥1,500
PABLO PICASSO EXHIBITION - JAPAN 1964 ピカソ展カタログ編集委員会 毎日新聞社 1964年発行、152p 東京・京都・名古屋で巡回開催されたピカソ展のカタログ。粟津潔デザインの整った意匠がステキな一冊。 「わたしは、わたしの絵がどのようにしてできるか、だれにもわからない域に達したい。なんのために?理由は簡単だ。わたしは、絵からあたえられるものが、感情だけであるようにしたいのだ。」 デザイン:粟津潔+森啓 状態:ふつう
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日本イラストレーション / 河原淳
¥1,800
編著: 河原淳 発行:鳳山社 1968年初版、函 明治~昭和期、日本のイラストレーション集。新聞・雑誌などの広告イラストを中心に300点以上収録。 『人間臭さや親しみがあふれている。手先だけで描かず、心で歌っている。フォークソングならぬ、フォークイラストレーションだ』 流行作家であった著者が、自らの創作姿勢に迷った際に出会ったのが明治期の広告イラスト。それら無名な絵描きの稚拙な絵に、惹かれる自分がいたとのこと。 『絵によって、大衆へささやきかけ、恋を打ち明け、深く交わることが減った。胸が燃えず、身うちを血潮が流れず、肉体が濡れなくなりつつある。…宇野亜喜良も真鍋博も横尾忠則も、しがない職業だと自覚しているようだ。ある者はぼくたちは芸者ですよといい放った。売春婦であると断言した人もいる』
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イラストルポ東京周辺
¥1,800
著者: 朝日新聞首都部編 発行:ブロンズ社 1972年初版、B5判 山藤章二、黒田征太郎、小林泰彦、伊勢英子、緒方健二、坂口あきらによるイラストエッセイ。 「青山のタクシーのたまり場」「にぎわう駅そば」「新宿有料トイレ」「根岸家本店(横浜)」「三億円事件の捜査本部」など、名所図会ではなく、少し変わった場所や風物をルポ。40年近く前の、東京の街と人々の雰囲気を覗き見られる。
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満月変 / 吉田カツ
¥1,500
著者: 吉田カツ 発行:ミリオン出版 1983年初版、函、153p 吉田カツのイラストに各氏が短編を提供。肉感的で奔放なイラストに引きずられ加速したように、テキストも奔放なリズムを刻んでいる。 『色彩の反乱、描写の暴動、線のロック。動きのカオス』(石井聰亙) 寄稿者は、宮内勝典、鍵谷幸信、高橋睦郎、操上和美、山際淳司、篠原有司男、石井聰亙、蜷川幸雄、野火重本、村上龍、森永博志ら。
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天使のパヴァーヌ / 沢渡朔 舟崎克彦 宇野亜喜良
¥2,800
SOLD OUT
写真: 沢渡朔 文:舟崎克彦 絵:宇野亜喜良 発行:白夜書房 1992年初版、A4判、30p 沢渡朔の写真に宇野亜喜良がペインティング、舟崎克彦がストーリーを添えたビジュアル絵本。 翼を傷め空を飛べなくなったパヴァーヌが、天空に戻るべく街を彷徨う物語。
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家族狂 横尾忠則 collection 中毒
¥2,500
SOLD OUT
著者: 横尾忠則 発行:新潮社 1996年 初版 年に1度撮影される横尾一家の家族写真(撮影・安河内羔治)。 時代と共に風貌は変わっていくが、ごく穏やかに家族写真が並ぶ。 けれど後半部、家族の合成シャッフルがはじまると、何ともいえない違和感が。息子が父で、娘が妻で、妻が娘で、妻も子も妻で。兄が三島で母が寂聴で・・・。 『最初から四人の関係は固定してしまっている。夫は夫、子は子、そして妻は妻。どうしてもこれらをシャッフルできないのだ。まさに血の呪縛である。しかもこの呪縛が想像以上に強力であるという事実を、ぼくはこの家族狂によって実感させられた』(荒俣宏)
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愛の旅路 竹久夢二詩画集
¥1,500
SOLD OUT
著者:竹久夢二 発行:ノーベル書房 1969年 初版、B5判・函 作品に自作詩や文章を添えて。「愛」をテーマに、女性と愛を追う旅の切ない想いを込めた、作品と詩を集めた1冊。 生涯最も愛した相手ながら、周囲が寄り添うことを許さなかった彦乃。不治の病いに倒れた彦乃から夢二に宛てた、別れの決意を込めた手紙の切なさ。 「名を惜しんで下さい。彼等は彼等、私達は私達、交る時のない平行線でございます。大切な大切なものを、彼等のために費すのはお惜しゅうございます。あたしは静かになれました。どうぞ心おきのう、あなたのお仕事大切にして下さい。逢いたいけれど・・・」
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初恋のころ 竹久夢二詩画集
¥1,500
著者:竹久夢二 発行:ノーベル書房 1970年初版、B5判・函 初恋の相手との思い出や、どんたく、芝居、人形遣い、角兵衛獅子、村の風景・・・。 「かなしきときは、悲しむこそよけれ、うれしきときは、喜ぶこそよけれ、わかき日のために」。 「それは約束もなく日が暮れて、約束もなく鐘が鳴る日々であった」 幼い頃の日々や初恋の相手を想い、描かれた絵と詩を収録。山里での暮し、幼かった自らを振り返る夢二。
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一平漫画講座 / 岡本一平
¥1,500
岡本一平/著 発行:双柿舎 1981年初版、四六判、函、264p 「宰相の名は知らなくても岡本一平の名は知っている」。大正から戦前にかけ、新聞連載「漫画漫文」により国民的な人気を博した漫画家の技術指南本。ちなみに岡本かの子の夫、岡本太郎の父という続柄。 漫画の描き方を、豊富な作例でロジカルに解説。 曰く、「漫画とは世態人情を穿つ絵をいう」