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アメリカ型録 / 野坂昭如(平凡社カラー新書)
¥1,000
野坂昭如・著 平凡社 1977年初版、新書判、146ページ 終戦を迎え、進駐軍がやってきた日本を描く回想記。焼跡派の著者は、にわかに身近になったアメリカを身構え動揺しながらも受け入れていく。 「ぼくだけのアメリカにこだわりつづけるといっても、時間の経過とともに記憶も体験も風化し、色あせ、それはそれでいいのだが、その土台の上に築くべきものは何もないように思える。」 長野重一 / 写真 状態:ふつう、本文やけ
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コーヒー入門(保育社カラーブックス)
¥700
コーヒー入門(保育社カラーブックス) 佐藤哲也/著 発行:保育社 1977年2刷、文庫 コーヒーの歴史や豆の種類、焙煎や入れ方の知識、器具やカップの種類など解説。ヨーロッパのカフェや国内の喫茶店も。 江戸時代から飲まれていたコーヒー。もはや欧米の飲物とは言えないほど歴史を積み重ね、日本に根付くコーヒー文化。 「神戸育ちの老人に聞くと、大正の末ごろ、三宮神社の境内はコーヒーの屋台店が何軒も出ていたという。もうもうと湯気がたちこめ、徹夜で商売をしていた。寒い冬の夜は、一銭玉をいくつかにぎってかけつけ、ふうふう吹きながら飲むのがたのしみだったそうだ」
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ハワイ ガイド(保育社カラーブックス)
¥900
SOLD OUT
ハワイ ガイド(保育社カラーブックス) 早坂浄/著 保育社 1969年初版、文庫判、160p 主要な見所やアクティビティをしっかり抑えつつ、当時のハワイの風土・風俗を現地からの見聞によって詳しく伝えるガイドブック。50年近く前の本ながら、本も紹介されたハワイの様子もあまり古さを感じさせません。 「不思議とハワイは人の心に平和な静けさをもたらしてくれる。伝統的な親愛感、つまりアロハの精神は柔和な住民の顔にあふれている。」 状態:ふつう
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森村桂パリへ行く/ 森村桂
¥1,200
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森村桂パリへ行く(森村桂文庫) 森村桂/著 講談社 1971年初版、文庫判、286p 『天国にいちばん近い島』で知られる森村桂のフランスひとり旅。 現地の人々の懐にどんどん入っていこうとする、 著者の無邪気な好奇心がかわいい滞在記。 挟み込まれていたしおり(写真)も、かわいいです。 状態:ふつう
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自伝 孤愁の影(青春懺悔録)/ 野川浩
¥1,500
自伝 孤愁の影(青春懺悔録) 野川浩/著 不死鳥社 1970年初版、208p、新書判 カバー全体を覆う殴り書きは著者自身による。前作『孤愁の影』は発禁処分、しかしながら同作は「『悪徳の栄え』『レディ・チャタレー』に比肩する世界性文学の白眉。百年河清をマツ」(週刊文春)など、異色作としての評価も得ていたようです。 本書は、著者の半生を、女性遍歴を中心に、軽いタッチの小説風に綴ったルポタージュです。 状態:ふつう
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More Over Sexteen(大人の漫画読本1)/ J.M. エルガート
¥1,500
SOLD OUT
More Over Sexteen(大人の漫画読本1) J.M. エルガート/編、高橋豊/訳 高文社 164p、1955年初版、選書判 「大人の漫画読本」第1巻。書き下ろしの艶話や笑話、風刺画を多数収録した1冊。 「このOver Sexteenを読まれたら、きっと、SEX(性の愉しさ)を想い起すでしょう。美妙な部分が私たちを恍惚させることは勿論ですが、拙悪な部分もそれに劣らず感動的ですから。」 状態:ふつう
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く / フレヤ・スターク
¥800
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く フレヤ・スターク / 著、勝藤猛 / 訳 社会思想社(現代教養文庫) 1982初版、384p、文庫判 著者はイギリスの女性探検家、旅行作家。イスラム教異端派の一派・暗殺教団が築いた砦をはじめ、当時まだほとんど知られていなかったイランを訪ね歩く。好奇心だけに支えられたその旅は、当時の辺境の様子や人々の姿を、よく伝える記録となっています。 「物事をするのに単にそれがしたいからするというのはすばらしい理由であると、私は心の底から信じている」 状態:ふつう
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カラーABC(保育社カラーブックス)
¥1,200
SOLD OUT
カラーABC(保育社カラーブックス) 稲村耕雄/著 保育社 1966年初版、文庫判、160p 副題「暮らしのための色彩案内」。色彩学的な話はそこそこに、住まいにおける色や光の使用事例や、日常生活における色使いの提案が主な話題となっています。 「むずかしい術語や、ややこしい測定には縁のない若い画家やデザイナーたちと色の話をしているうちに結晶したカラーブックスなのです」 状態:ふつう
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駅弁旅行(保育社カラーブックス)
¥700
SOLD OUT
駅弁旅行(保育社カラーブックス) 石井出雄/著 保育社 1975年改訂新版、文庫判、160p 全国の駅弁図鑑。駅弁の中でも地産の具材を使った弁当を”特殊弁当”と呼びました。素朴でレトロな佇まいが旅情をそそります。 状態:ふつう
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コーヒーと恋愛(可否道)/ 獅子文六
¥1,200
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獅子文六/著 1974年12刷、文庫判、368p 角川書店 昭和37年11月から昭和38年5月まで読売新聞に連載された「可否道」をまとめた長編小説。 珈琲を淹れるのが得意な人気女優・坂井モエ子43歳、モエ子と同居する8歳年下の劇団作家・塔ノ本勉、さらに日本可否会を主宰する菅貫一を中心に、珈琲と恋愛と人生を軽妙に描く。 近年、ちくま文庫で復刊されました。本書は、角川文庫版です。
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絵本中華食三昧 / 島尾伸三
¥1,200
著者: 島尾伸三 発行:旺文社 1986年 初版、文庫判、192p 中国・香港の食文化・食生活を解説したオールカラーの文庫本。中国料理と日常の食事風景を切り取った写真多数。 著者は中国関連の著作で知られる写真家・作家。島尾敏三、ミホの子息であり、妻は写真家の潮田登久子、娘は漫画家のしまおまほという家系です。
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いろ艶筆 / 佐藤弘人
¥500
著者: 佐藤弘人 発行:新潮社 1975年 6月 初版、新書判、256p 前作「はだか随筆」がベストセラーとなった佐藤弘(筆名は弘人・一橋大学教授)のコラム集。 『私の随筆はなるだけ身近な例をとって、これを出来るだけ自然科学的に分析し、…時にはきわどいエロ談もありますが、そのすぐあとで神様に物をいわせ、自分でもわからないような原理原則的な理屈をならべ、また医学的な衛生学的なことを持ち出して、そのエロ談を美化し浄化してあるのです』 装画/装丁・町春草
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運河の色も七色八色 / おおば比呂司
¥800
著者: おおば比呂司 発行:旺文社 1985年初版、文庫判 192p オランダ移住時に記されたエッセイやスケッチを収録した1冊。国柄や時事をつらつらと、スケッチやイラストレーションとともに記す。巻頭16ページはカラーイラスト集。 石ノ森章太郎が「最も絵の上手いイラストレーター」と称した著者。 同世代のやなせたかし曰く、 「手塚君が死に、おおば比呂司が死に、長新太が死に、永島慎二が死に、みんな死んじゃったんです。絵本の会は自然解散みたいになって…で、一番年長のぼくは生き残ってるんです。ぼくはあの中で一番年長なんだ。幸か不幸か生き残って。まぁ生き残ってよかったって生きてます」
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キリシタンの里(保育社カラーブックス)
¥700
SOLD OUT
著者:邦光史郎 発行:保育社 1977年初版、文庫判 160p 禁教と殉教の悲劇が繰り返されながらも、キリシタン達が200年の間信仰を守り通すために続けた風習や史跡を、各地に残るキリシタンの里を訪れつつ図説とともに紹介。 著者は歴史小説や推理小説で多くの作品を残した人気作家。 「切支丹ゆかりの土地を訪ねると、どこもみな美しい自然にかこまれた所が多く、だからいっそうロマンチシズムに彩られて見えるのだろう。美しいものは残酷だというが、キリシタン史跡は美しくも哀しい所が多い」
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洋風料理入門(保育社カラーブックス)
¥1,000
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辻静雄・水野邦昭/著 発行:保育社 1976年初版、文庫判 スープ、魚料理、肉料理、野菜料理、サラダ、卵料理など、ジャンル別にレシピと完成写真を掲載。 フランス料理を中心とした構成。巻末には料理の基本技術や、香辛料・調味料・器具小図鑑、料理用語小辞典も。著者はフランス料理研究家であり、専門学校の辻調グループ校の創始者。
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そばちょこ(保育社カラーブックス)
¥800
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著者:三好一 発行:保育社 1973年初版、文庫判160p 絵付の豊富さと美しさから骨董としても人気が高い猪口を300点余り紹介した1冊。 「猪口は、来客の接待用のとき、年中行事の祝儀の膳にといった慶賀の折々に主として利用する器で猪口の絵付も、松竹梅・鶴亀・寿づくしなどの慶賀のものが非常に多いのはその用途に応じるためだったのです」
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ふうらい坊留学記 / 安川実
¥1,300
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著者:安川実 発行:光文社 1960年11月、初版、新書判194p 戦後間も間もなく単身渡米した18歳の日本人のアメリカ生活記。差別や孤独に打ちひしがれながら、食いつないでいくために、子守、歌手、綿摘み、墓掘り、死体運搬などをしながら辺境を放浪する。 本書は大ベストセラーとなり、著者はミッキー安川という芸名で芸能界入り、一躍人気者に。 「ミッキーは、戦後が生んだ新しい日本人だ。彼はあまり類例のない新しいボヘミアンである。彼のふうらい坊留学記は底抜けに面白い。しかしミッキー本人のほうが、なおはるかに面白い」(石原慎太郎)
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銀座の絵本 / 河原淳
¥1,000
河原淳 編 発行:新評社 1977年初版、新書判(Kamenoko Books) 銀座のイラスト百科事典。銀座・日比谷・有楽町・築地の地図、店、レストラン、施設をイラストで紹介。 編著は河原淳。 「もくじをちょっとご覧ください。歩く、ひやかす、食べる、買う・・・と、動詞で分けられ組み立てられていることにお気づきでしょう。銀座の花園を、ジャングルを、変身の街を動的にとらえ、あなた自身の行動と体験を期待するからです。」 イラスト/鴻巣博子・伊藤久子(現代デザイン研究所) ※ページ上部に少シミあり。
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パリの素顔(岩波写真文庫 194)
¥800
パリの素顔 1956年初版、B6判、64p 岩波書店 美術史家の柳宗玄、翻訳家の安堂信也、翻訳家・安堂信也、画家・飯島一次などが留学中に撮影したパリの街角。昭和30年代のパリの姿を垣間見られる臨場感あふれるミニ写真集。 「スタイル・ブックの奇抜な美女はパリの辻々を歩いてはいない。パリ人はもっと地味で質素で日々の生活を一歩一歩着実に踏みしめている。パリは朝の学生街や夕方の市場のざわめきにある。新緑の公園に、秋の夕暮れのセーヌ河岸にある。祭りの日の賑わいに、崩れた壁の裏通りや屋根裏部屋の哀愁にある」 「・・・空気はさらりとして快く、和やかな微風が胸を張って歩く人々の頬を撫でていく。冬の間はガラス張りだったカフェのテラスはガラスの囲いを取り外し、客たちは時間を忘れて春の街路を眺め楽しむ。鞄を抱えて学生が急ぐ。サンドウィッチマンが通る。・・・」(「春の通り」より) 後年、田中長徳セレクションとして復刻された本書。こちらは1956年版のオリジナルです。 状態:良い
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小さい新聞社(岩波写真文庫 231)
¥1,500
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小さい新聞社 1957年初版、B6判、64p 岩波書店 新聞社の仕事の現場を追った写真ドキュメント。青森県の某地方紙が舞台。政治記者の取材、選挙の票読み、イベント事業の舞台裏など、当時の小規模新聞社員たちの泥臭いともいえる仕事の実際が垣間見れる。 状態:ふつう
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動物の表情(岩波写真文庫92)
¥500
発行:岩波書店 1953年初版、B6判 64p 動物達の様々な表情を集めた写真集。チンパンジーにバナナをあげるのを焦らして、そのとまどいの表情を追う企画など。 「動物たちの行動は人間とちがって常に生きるか死ぬかの問題につながっている。表情もこういう行動の一部分なのだ。外から何かの刺激がある。それにすぐ反射して動物の表情があらわれる」
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日本の映画 社会心理的にみた(岩波写真文庫132)
¥800
発行:岩波書店 1954年初版、B6判 64p 人々の社会観や人生観に映画がどのような影響を与えているのか、様々な視点から映画を分析。 製作費内訳、作品やスターの演技分析、観客への意識調査まで、豊富な図版を使って映画を分析。往年のスターの肖像、作品写真も多数収録。
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浅草 その黄金時代のはなし / 高見順
¥1,000
SOLD OUT
高見順/編 新評社/発行 1978年初版、新書判(Kamekobooks)、240p 浅草の隆盛時代、そこに生まれ、生き、遊び、命をかけた人々が書く浅草の姿。 高見順編集のもと多士済々が寄稿。 浜本浩(作家)、水守三郎(劇作家)、樋谷繁雄(東工大)、芝木好子(作家)、長谷健(作家)、久保田万次郎(作家)、野田宇太郎(成城大)、高見順(作家)、E・G・サイデンステッカー(上智大)、秋山安三郎(随筆家)、筈見恒夫(映画評論家)、野一色幹夫(作家)、望月優子(女優)、榎本健一(俳優)、松島栄一(東京大)、網野宥俊(浅草寺)、荒正人(文芸評論家)、村田宏夫(最高裁)、南博(一橋大)。
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毎日の食卓 洋風チキンアラカルト/ピラフのなかま/チョコレート・ブック
¥1,000
千趣会 1983年初版、文庫判、48p×3冊、函 COOK料理文庫「毎日の食卓」シリーズ。一流講師陣によるレシピを中心に各料理のトピックスなども紹介。 「洋風チキン・アラカルト」(料理指導・久松育子)、「ピラフのなかま」(料理指導・小野貴美子)、「チョコレート・ブック」(料理指導・葛西麗子)の函入り3冊セット。 増田れい子/エピローグ ナムーラミチヨ/挿絵