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うつくしき曇天の街 / 熱田五郎

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熱田五郎/著
東邦出版
1972年初版、四六判

硝子工場に勤務しながら、労働運動を題材にした作品を発表し続けた著者の代表作を数編収録。

共産党運動や弾圧を伝える小説を中心に、いずれも過酷な労働と貧困にあえぐ人々が主人公。労働現場の様子や雇用側との交渉時の活写はさすがに臨場感がある。運動とは離れた場面、家族に対する葛藤の描写も心を打つ。

『机の下から一升瓶を出して、焼酎をらっぱでぐっと飲む。疲れがとれる。そこで書く。すぐ疲れる。また飲む。書く。疲れてくる。飲む』

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