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虜人日記 / 小松真一
¥1,000
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虜人日記 小松真一/著 筑摩書房 1975年初版、306p、四六判、函 太平洋戦争・フィリピンの激戦地で転進を重ね、 戦後は捕虜として収容所暮らしを強いられた著者の記録。 戦争を通して著者が見極めた人間の本性とは。 今では貴重な史料として知られる本書ですが、 ノンフィクションとしても読みやすい一冊。 著者が骨壷に隠して祖国に持ち帰った記録(ノート)は、 銀行の金庫に保管され、著者の死後に夫人が私家版を出版。 それが山本七平の手に渡り、月刊現代や野生時代で記事化。 改めて出版された書籍は、毎日出版文化賞を受賞しました。 状態:ふつう
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東京は僕の庭 / フレデリック・ボワレ 谷口ジロー
¥1,000
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東京は僕の庭 フレデリック・ボワレ、ブノワ・ペータース/原作 フレデリック・ボワレ、谷口ジロー/作画 光琳社出版 1998年初版、158p バンド・デシネ作品。シエール国際マンガフェスティバル・ジャーナリストベストアルバム受賞作。 コニャックを売り込むためフランスからやってきた、漢字と日本女性が好きな男。本業がうまくいかず、築地のバイトで生活費を稼ぎながら、異国で恋に溺れる日々を描く。エスプリの効いたセリフまわし、異国での生活感が溢れるリアルなストーリー展開も魅力。 スクリーントーンワークは谷口ジローが担当。 状態:良い
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自伝 孤愁の影(青春懺悔録)/ 野川浩
¥1,500
自伝 孤愁の影(青春懺悔録) 野川浩/著 不死鳥社 1970年初版、208p、新書判 カバー全体を覆う殴り書きは著者自身による。前作『孤愁の影』は発禁処分、しかしながら同作は「『悪徳の栄え』『レディ・チャタレー』に比肩する世界性文学の白眉。百年河清をマツ」(週刊文春)など、異色作としての評価も得ていたようです。 本書は、著者の半生を、女性遍歴を中心に、軽いタッチの小説風に綴ったルポタージュです。 状態:ふつう
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More Over Sexteen(大人の漫画読本1)/ J.M. エルガート
¥1,500
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More Over Sexteen(大人の漫画読本1) J.M. エルガート/編、高橋豊/訳 高文社 164p、1955年初版、選書判 「大人の漫画読本」第1巻。書き下ろしの艶話や笑話、風刺画を多数収録した1冊。 「このOver Sexteenを読まれたら、きっと、SEX(性の愉しさ)を想い起すでしょう。美妙な部分が私たちを恍惚させることは勿論ですが、拙悪な部分もそれに劣らず感動的ですから。」 状態:ふつう
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大宅壮一のカメラ万年筆 メモを撮る 1954→1961
¥1,800
大宅壮一のカメラ万年筆 メモを撮る 1954→1961 平凡社 1982年初版、200p、B5判 大宅壮一による世界の裏街道ルポ。本書は、その写真記録と、大宅の写真術を半藤一利、柳田邦男、植田康夫、篠山紀信、新藤健一、足立倫行らが論じるアンソロジー本です。対談「世界の裏街道を写す」(大宅壮一、横山泰三)、特別鼎談「ノンフィクションの方法としての写真」(後藤章夫、田原総一郎、筑紫哲也)も収録。 「著述業の大宅壮一が昭和六年の弾圧下にあって、書くものは片っ端から発禁の憂き目にあい、出版社に迷惑をかけた。ある日突然これからグラフの時代が来るから、僕はペンをカメラに帰ることにすると宣言した。」 状態:ふつう
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おみせ / 五十嵐豊子
¥1,500
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おみせ 五十嵐豊子/絵 福音館書店 2004年9刷、33p おもちゃ屋の軒先に並ぶ色とりどりの玩具、おもちゃに興味津々な子供たち。そんな昔ながらの光景を今に伝える古いお店のスケッチを収録した絵本。 本書刊行時の1980年に全国各地に残っていた書店、雑貨屋、お菓子屋、魚屋などの商店の佇まいを、文章なしの絵だけでいきいきと伝えてくれます。 状態:ふつう
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エレガンスへの招待 / マギ・ルフ
¥3,200
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エレガンスへの招待 マギ・ルフ/著、秦早穂子/訳 婦人画報社 1959年初版、252p、四六判、函 エレガンスであることを、着こなしはもちろん、心や所作の美しさの追究から見出した随筆集。 「女性のエレガンスたろうとする意志によって、各世紀は際立った符号でしるしづけられたのです。どんな国でも女性だけはいつも異なって変化がありました。あばら屋から城館に到るまで、女の私室から宮殿に到るまで、大広間から絞首台まで、町から村まで、女たちは地球のすみずみまでも、それぞれ個有の表情を与えたのです。」 題字:佐野繁次郎 装丁・挿画:風間完 状態:ふつう(函は経年の傷みあります)
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ワルシャワ貧乏物語 / 工藤久代
¥1,000
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ワルシャワ貧乏物語 工藤久代/著 鎌倉書房 1979年2刷、272p、四六判 1960〜70年代、社会主義時代のポーランド・ワルシャワに暮らした滞在記。著者は日本ノンフィクション賞を受賞したエッセイストで、夫は作家・翻訳家の工藤幸雄。言葉もできず、仕事も薄給。ひどく心細い状態ではじまるワルシャワ暮らし。モノ不足を痛感させられる社会主義の国で、見せかけの繁栄とは違う何かを感じる著者。豊かさ、貧乏とは何かという自問自答の日々が、明るく軽快な筆致で描かれています。 「夫と息子をだれよりも愛する女のワルシャワ物語は、涙ぐましいほど、面白く劇的でさえある」(井上光晴) 状態:ふつう
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花嫁のアメリカ / 江成常夫
¥1,500
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花嫁のアメリカ 江成常夫 / 著 講談社 1981年初版、368p、四六判 著者は写真家。本書と同テーマの写真作品で、1980年の木村伊兵衛写真賞を受賞しています。本書は、戦後進駐軍のGIと結婚し、夫の帰国とともに日本を離れアメリカで暮らす女性たちを訪ね、夫との出会いや現在の日常を聞き取りまとめた1冊。 「ヨシコさんにみたものは、青春と敗戦が重なった日本人の、戦後の冬の時代をひたむきに、しかも必死に生きてきた女の姿だった」 状態:ふつう、帯
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人生行商記 / 水谷啓二
¥1,800
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人生行商記 水谷啓二/著 白揚社 1957年初版、182p、四六判 「悩み多き現代を生き抜く為の人生縮図」(帯コピー) 市井の一商売人である牧野宗次郎の人生を聞き書きの形で記録。紬の行商人として商売を始め、のちに額縁商として成功するまでの経験を赤裸々に描く。商売の浮き沈みの中で、ノイローゼに悩みながらも、世界に商売を広げていく姿から、前向きに生きる秘訣をとく。 著者は共同通信記者で森田療法という精神医療の普及に尽力した方のようで、本書でも主人公が森田療法と出会う過程が詳しく語られています。 状態:普通
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犯罪的放浪 / 岸田淳平
¥1,200
犯罪的放浪 岸田淳平/著 立風書房 1972年初版、272p、四六判 前作『優良児的青春を殺虫する毒薬に関する狂気の考察』への大きな反響を「怖い」と吐露し、その恐れの源泉になっていると思われる、自らの「汚れた生き様」を告白する半生記。 「この本の中にあるセンチメンタリズムは史上空前の逞しさを持ち、著者の愛飲する球磨焼酎よりも強烈な芳香を放つ。この本の中にちりばめられた詠嘆の涙はほんものと思う。」(井上ひさし) 装幀:真栄田喜克 状態:ふつう
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銀座すずめ / 永井康雄
¥800
銀座すずめ 永井康雄/著 三修社 1969年初版、186p 毎日新聞東京版に連載された短かなコラム集。新聞記者が銀座の住人から聞き出した秘話が満載です。 澄川喜一による挿絵を55点収録。 状態:ふつう
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【サイン本】地上最後の猛獣狩 どくとるハンター冒険記 / 重村亨
¥1,500
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地上最後の猛獣狩 どくとるハンター冒険記 重村亨/著 スポーツニッポン新聞社出版局 1976年初版、280p、四六判 研究者でありハンターでもある著者のアフリカ紀行記。人を襲うライオンやアフリカゾウの退治を依頼され、その対決の様子を描きます。未知のサバンナでは、思わぬドラマが次々と起こり、まさに冒険記といった内容となっています。 「私の研究の結論は狂った動物は人間がつくりだすということになった」 状態:著者献呈署名
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ブラジルぶらぶら記 / 御荘金吾
¥900
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ブラジルぶらぶら記 御荘金吾/著 松澤書店 1958年初版、260p、四六判 脚本家、放送作家として活躍し、ブラジル紀行家としても知られた著者が、携帯用録音機「通称・デンスケ」をかついでブラジル全土を駆け回り、日本人移民の姿をレポート。苦労の中でも明るく前向きに生きる移民の姿を伝える快活なルポタージュです。 状態:ふつう、表紙カバー少し破れあり
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サンチャゴふらふら / 田中小実昌
¥1,500
サンチャゴふらふら 田中小実昌/著 トラベルジャーナル 1992年初版、264p、A5判 チリのサンチャゴ(サンティアゴ)を訪れた著者。あてもなくバスに乗り込んで終点まで行って折り返し、夜になると日本人が集まる飲み屋に繰り出す。文字通りふらふらするだけの滞在記。 「クルマは川っぷちをはしりだした。川の名前はわからない。この川の名前が自由に、あるいは楽しみをもってぼくの口からでるころには、この川の意味するものはちがってくるだろう。しかし、意味は違ってきても、川そのもの、川の存在はかわらない、と言えるかどうか…、それもわからない。だいいち、川そのものなんてものがあるのかどうか。」 「ぼくみたいにわからないからこそ書く男は、ひとにつたえるにしても、わかってないことをつたえるだけで、ひとのためでなく、自分のためにもなるかどうか知らないが、ぶつぶつつぶやいている。」 状態:良い
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く / フレヤ・スターク
¥800
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暗殺教団の谷 女ひとりイスラム辺境を行く フレヤ・スターク / 著、勝藤猛 / 訳 社会思想社(現代教養文庫) 1982初版、384p、文庫判 著者はイギリスの女性探検家、旅行作家。イスラム教異端派の一派・暗殺教団が築いた砦をはじめ、当時まだほとんど知られていなかったイランを訪ね歩く。好奇心だけに支えられたその旅は、当時の辺境の様子や人々の姿を、よく伝える記録となっています。 「物事をするのに単にそれがしたいからするというのはすばらしい理由であると、私は心の底から信じている」 状態:ふつう
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カラーABC(保育社カラーブックス)
¥1,200
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カラーABC(保育社カラーブックス) 稲村耕雄/著 保育社 1966年初版、文庫判、160p 副題「暮らしのための色彩案内」。色彩学的な話はそこそこに、住まいにおける色や光の使用事例や、日常生活における色使いの提案が主な話題となっています。 「むずかしい術語や、ややこしい測定には縁のない若い画家やデザイナーたちと色の話をしているうちに結晶したカラーブックスなのです」 状態:ふつう
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自殺者の系譜 / 日沼倫太郎
¥1,100
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自殺者の系譜 日沼倫太郎/著 豊島書房 B6判、函 戦後活躍した文芸評論家の遺稿集。「夭折者の肖像」「自殺者の系譜 」は、自死を遂げた夭折者たちの心情を紐解く論考。「宗教と文学」は文学と宗教の関係論。他、深沢七郎論も収録。 状態:ふつう、函にヤケ・スレあり
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駅弁旅行(保育社カラーブックス)
¥700
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駅弁旅行(保育社カラーブックス) 石井出雄/著 保育社 1975年改訂新版、文庫判、160p 全国の駅弁図鑑。駅弁の中でも地産の具材を使った弁当を”特殊弁当”と呼びました。素朴でレトロな佇まいが旅情をそそります。 状態:ふつう
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火を掘る日日 / 上野英信
¥2,400
著者:上野英信 発行:大和書房 1979年初版 四六判 炭鉱地方の筑豊に身を置き記録文学を残した著者の炭鉱生活30年を記念して編まれた論作集。連載エッセイ「ボタ拾い」を中心に、記録文学「どきゅめんと筑豊」から数編、南米移民ルポ「われら棄国の民」などを収録しています。 どん底の生活の真情、その苦しみと人々の強さを記録に残すことで民衆を解放しようとした作家の記録。 「なぜそんなに炭鉱に執着するのか、問われても答えようはない。地底にたちこめる暗黒を砦として生きたかっただけの話である。闇こそ砦、闇こそ砦、私はばかの一つ覚えのようにそう詠いつづけてきた。これからもやはりそうであろう」(あとがき) 状態:ふつう
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100万人のよる伝説 / 伴田良輔
¥1,000
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伴田良輔/編 1996年5月初版、A5判 自由国民社 『100万人のよる』(1956年創刊)は季節風書店から発行されていた成人雑誌。”夜の文藝春秋”と称して日本の寝室を席巻しました。本書は同誌のヌードグラビアや性のハウツー記事、性科学記事などを収録したアンソロジー総集編です。 状態:ふつう
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なんでもあり / 式貴士
¥1,900
なんでもあり 式貴士/著 CBS・ソニー出版 1982年初版、256p、四六判 異色のSF作家による短編集。官能小説家(筆名:蘭光生)としても高名なようで、本書の収録作品もエロ描写が多め。 表題作「なんでもあり」は、宇宙人と一心同体の夫婦となった主人公が、なんでもありな能力を得て人々に復讐を果たしていく物語。 その他、「壁抜けコック」「翔んだカップル」「夢精子」「夢で逢いましょう」「名器」「変身綺談」「視線」「秘航物体X」「マスターキー」「ザ・カントマン」を収録。 カバービジュアルはタイガー立石。また、表紙・見返し・扉・裏見返し・裏表紙にはデジタル漫画「狂ったダックスフント」も掲載しています。 状態:良好
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スタイル画の世界 / 長沢節 穂積和夫 河原淳
¥1,800
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スタイル画の世界 長沢節/監修、穂積和夫・河原淳/共編 ダヴィット社 1973年5刷、328p、四六判 スタイル画について、それぞれの画家論、日々の生活など、監修・編者の3人がスタイル画家としてのすべてを語りつくした1冊。長沢節をはじめ、長沢節が創設し、2017年に閉校する美術学校セツ・モードセミナー出身者たちのスタイル画も多数収録しています。 「なんとも奇妙な、しかし日本で初めての本ができあがった。『スタイル画の世界』という題は、大して変でもないが、内容はいたってユニークであると、私たちは自負する。たとえば、長沢節が書いたスタイル画の生活の項には、用便のしかたとか、料理の作りかた・食べかたとか、暖房のとりかたなどが記されている。こういうことを述べたスタイル画の本が、これまで日本にあっただろうか?おそらく世界にも類例は少ないにちがいない。」 状態:ふつう
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可愛い女へ。料理の絵本
¥3,600
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可愛い女へ。料理の絵本 鎌倉書房書籍編集部 鎌倉書房 1979年初版、224p、B5判 小公女、ガリバー旅行記、若草物語、ドンキホーテなどの世界からインスピレーションを得て作られたレシピを、メルヘンチックなムードで紹介しています。料理は入江麻木、小川忠彦、城戸埼愛、小西章子、永作達宗が担当。 イラスト:松浦英亜樹 状態:カバー少傷み、日付書き込みあり